夏休みといえば、そう。
勉強、勉強、勉強……ですよね!
毎年アホみたいな量の課題を出されては最終日に地獄のように苦しむのはもはや風物詩。
特に作文の課題となるとその苦しみは段違いです。
筆者は中学、高校時代、作文が大の嫌いでした。
単純に文章を書くことが下手で苦手だったこともありますし、何のために書くのかも良く分からなかったのです。
しかしある年の夏休みだけは違いました。
それは高校2年のとき。筆者の高校では、夏休みの作文は読書感想文だけではなく、その他様々なコンクールに応募して良いことになっていました。そのため税の作文や人権の作文といった一覧がプリントで配布されていました。
しかし筆者は気づいてしまいました。何でも良いならば、ラノベの新人賞でも良いのでは……?
この記事はただの自分語りです。苦手な方はブラウザバックして、他の記事をお読みください。
・高校時代の無謀な挑戦を語る!
・一か月でどのように完成させたのか
・気になる結果は?
なぜラノベ新人賞に応募したのか
自分を追い込もうとした
当時は高校生の身分でしたから、執筆にかけられる時間というのは些細なものでした。
夏休みになっても大量の課題に加え、合宿といったイベントもありましたから、油断するとあっという間に時間が過ぎていきました。
筆者は怠惰な性格で、高校時代も休みの日はひたすらに時間を無駄にしていました。
それまでは気にもしていませんでしたが、このままではいけないと危機感を覚えたのが高校二年生の時期でした。
そこでラノベ執筆という特大級の課題を自分に科しました。
自分との戦いに挑んだのです。
課題を効率的にこなしながら、空いた時間を一切無駄にしない。
そんな生活を続けたという成功体験は、自らの成長につながると思いましたし、実際に様々なことを得られました。
実は初めてのラノベ執筆
高校二年の夏休みが初めてのラノベ執筆でした。
それまでは読むも無残な小説をノートに書いていた程度で、長編はおろか掌編さえも完成したことがありませんでした。
そんな状態でいきなりライトノベルを一作書こうとした訳ですから、かなり無謀でした。
しかし、作家を目指すにあたって早いうちに書いた方が良いと思いまして、執筆に取りかかったのです。
話のネタになると思った
もしかしたらこれが一番の動機かもしれません。
ライトノベルを書いたのは、若気の至りと言いましょうか、悪ノリと言いましょうか、ウケ狙いもありました。
「夏休みの作文でラノベを書いた」なんて言ったら絶対にネタになりますよね。なりませんか?
どうやって夏休みの間でラノベ一作を書き上げたのか
夏休みの課題は夏休みが始まる前に終わらせる
可能な限り執筆に回すために、夏休みの課題は一番のネックです。
幸いにして、筆者の高校は夏休みが始まる前から課題が配布されていたため、全てを終わらせた状態で夏休みを迎えることもできました。
ですから、膨大な量の問題集などいつでもできる課題は夏休み前に全て終わらせました。
夏休みに入ってからは、細かな課題を除けばライトノベルを書くことしかすることがない状態になっていました。
夏休み前に課題を終わらせると、ほとんど一か月の間を自由に過ごすことができます。
ラノベを書くこと以外にも自分のやりたいことができますから、おすすめですよ。
プロットをあらかじめ考えておく
少しインチキかもしれませんが、物語のプロットは夏休みよりも前に既に考えておきました。
夏休みの一か月でゼロから物語を立ち上げて書き上げた訳ではありません。
ですから記事のタイトルは少しだけ詐欺ですね。申し訳ないです。
全ての時間を執筆に捧げる
夏休みの課題を終わらせて、プロットも用意した。
そうしたら後にすることは一つだけです。ひたすら書きました。
一か月で書き上げなければならないため、最低でも一日2000字は書きました。
調子の良いときは10000字書きました。
決して多い文字数ではありませんが、継続するということを考えて、負担にならない分量をこなしていました。
一度だけ家族旅行をしたのですが、移動中の車内でも書いていましたし、寝る前にホテルの部屋でも書いていました。
予定がない日は食事と睡眠以外の時間はほとんど執筆していたのではないでしょうか。
それでも書き終わったのは、始業式の一週間前ほどでした。そこから推敲をしましたから、かなりギリギリでした。
それでも終わったときの達成感はひとしおでした。
それに、ライトノベルを一作品しっかり完成させたということで、経験値を大量に得られました。おまけに自信も持つことができました。
このときの経験は間違いなく現在の筆者にも大きな影響があります。
ちなみに、小説を完成させるメリットを書いた記事がありますから、そちらも合わせてお読みいただけるとありがたいです。
結果は……?
二次選考落選でした。
大手の賞ではなかったものの、一次選考を通過したということで非常に驚きました。
素人の突貫工事で完成させた作品で、とても読めたものではないと思っていましたからね。評価シートにはボロクソ書かれていましたけれどね。
それでも筆者としてはとても満足のいく結果でした。
まとめ
ウケ狙いで始めた挑戦ですが、非常に充実した経験ができました。
念入りな準備と、やる気さえあれば思いの外なんとかなってしまうものです。
この経験は間違いなく今に役立っています
読者の中で中学生や高校生の方がいらっしゃいましたら、チャレンジしてみるのも面白いかもしれませんよ?
・ラノベ執筆は自分との戦いとウケ狙いのため
・夏休みの時間を全て執筆に捧げれば完成できる
・二次選考落選
以上!
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